黒ボク – Black Earth

農業の言葉黒ボク

黒ボク土とは、火山噴出物を主体としてできた有機物に富む土です。色が黒いものが多いので「黒」、触った感触がボクボクしているので「ボク」、という語源のようです。灰色低地土と併せて日本の耕地面積のうち一位二位を占める主要な土壌ですが、世界的にはとても珍しい土壌なのだそうです。

鳥取には大山という火山があり、5万年前などに大噴火を起こして周囲に多くの火山灰などを振り撒きました。その影響で鳥取県にはかなり多くの黒ボク土壌が広がっています。ただ、噴火の時にどのような成分の火山噴出物が飛んできたか、水はけが良い場所であったか、その後植物がたくさん生えていたかなどの要素により、黒ボク土の中でも性質は多様に分かれています。