種取りと種考察
今日は見回りをしたり、種取りの続きをしたり、種について色々と考察しながら内仕事をしたりしました。
昨日に続き、ダイコンの品種と今の様子について紹介します。これは左側の列が方領ダイコン、右側の列が大丸聖護院ダイコンです。
方領ダイコンの葉は打木源助ダイコンに似て、垂れ下がってドーム状に白い根を覆うように生えていました。大丸聖護院ダイコンの方は万歳をするように上に向かって伸びる葉が目立ちました。地上に白い部分が出る方領ダイコンは葉を駆使して冬の寒さと戦って、地上に白い部分はほとんど出ていない聖護院ダイコンは薄い冬の陽の光をつかむようにも見えました。
これは青首宮重ダイコンです。
地上に根の部分が出ていますが、葉で隠さなくても大丈夫なようでした。青い皮は寒さに強いのか、ノーガード戦法でも問題がない品種もあるようです。
地這いキュウリの種取りが、種を乾かす算段ができるまで進みました。
後は乾いたら、ペラペラな種を除いて種取り完了です。種の周りのゼラチン質を発酵させて取り除いたりと、かなり手間がかかります。
春蒔きの種カタログを種屋さんにいって入手して、植え付け計画を考えたりしていました。種苗会社によってはF1種ばかりでTREE&NORF的には役に立たないカタログもあるのですが、扱いは小さいなりにちゃんと固定種の種を取り扱ってくれる種苗会社もありました。
野菜を買うときに、「これって国産?」と調べるように「これって固定種?」と調べて買う人が多くなるように食育が進めば、日本の種カタログもF1一辺倒にならなくなるだろうなと思いました。買う人が選択するものを、作る人も作ろうとするはずです。