炭水化物 – Carbohydrate

農業の言葉炭水化物

野菜(植物)は、細胞と、それを包む繊維でできています。

繊維はタンパク質でできており、このタンパク質はアミノ酸が結合したものです。

アミノ酸(CHON)は、炭水化物(CHO)と窒素(N)でできていますので、炭水化物をしっかり供給することで、繊維のしっかりした野菜になります

通常、窒素を植物に供給する場合、硝酸イオンやアンモニアイオンなどの無機体を扱うことが一般的です。一方、トゥリーアンドノーフでは、できるだけ、アミノ酸(CHON)= 炭水化物付き窒素、つまり有機態の窒素を植物が吸収できるよう施肥設計しています(ただ、窒素の分子は土の状態、天候によって変化するので、意図したとおりにならないこともあります)。

これにより、光合成時に植物内において無機体から有機体を合成するプロセスが省略でき、そのプロセスで使用されるはずだった糖分を新しい細胞や繊維の生成に供給できると考えています。

繊維がしっかりした野菜は表皮が適度な厚みを持ち、害虫や病気に強くなります。さらに、節間(枝葉と枝葉の間)が短く、葉が厚くて大きい(=光合成能力が高い)、更にアミノ酸吸収で、成果物の糖質が上がり、ずっしりと重くなります。