草取りと見回りと虫
今日は見回りをしたり、スティック春菊やルッコラ等の草を取ったり、気高オーガニック倶楽部の梅ざねさんに農産物販売の難しさについてお話をして頂いたりしました。
ショウガ畑で黒いカエルに出会いました。相変わらずカエル等の生き物がたくさんいるTREE&NORFの畑です。昨日もかなりの雨が降りましたが、その影響で地面も黒っぽい色で、カエルも黒っぽい物が多かった気がしました。
草取りをしたミヤマコカブです。小さく白い、カブらしい根が出来始めています。
草取りをして数日たった野崎二号ハクサイです。草から出したら虫食いが酷くなり始めた気がしますが…これ以上酷くならないよう願うのみです。
お昼に少しだけ気高オーガニック倶楽部の梅ざね代表のお宅にお邪魔しました。
TREE&NORFでも無農薬の野菜を販売していますが、気をつけていても怖いのが虫などの異物混入です。どれだけチェックしても作物の中に潜まれてしまった虫は取り除くのが困難なのです。
例えば、エダマメのさやの中に芋虫が入ってしまうことも確かにあるのですが、全てのさやを手で開いて目視で確認するのは現実的ではありません。剥きエダマメにしたとしても、豆の中で繭を作られていたりする場合にはお手上げです。徹底的に農薬でもかけて害虫を皆殺しにすれば…という対策は無農薬でやっている以上ありえません。
お米では秋に刈り取った時点である種の虫の卵が米粒に産み付けられていることも多いそうで、最早取り除くなどという次元ではないそうです。私はお米やほかの農産物も多かれ少なかれそういうものだと思って食べていますが、それを知らない方にとっては虫が出てきたら驚くのでしょうね。農薬を使ったかお米かどうかに関わらず、ビニールのパックで密封されたお米も1年放置すると大変なことになるのです。
食育というと夢のあるテーマが語られることも多いのですが、食の現実という物も知る機会があって然るべきだと私は思います。農産物から虫が出てこない料理が当たり前というのは、あまりにも偏った食育なのではないでしょうか。