三重県名張市の福広農園を視察訪問しました
乾です。
本格的な農業シーズンを迎える前に、著名な有機農業家の視察に行こう!ということで、3月10日徳本が愛媛県に視察研修に向かい、私と松本は三重県に視察研修に向かいました。
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初日の3月10日は、三重県名張市にある福広農園を訪問しました。
福広農園代表の福広博敏さん
福広農園代表の福広博敏さんは、大学卒業後、アメリカで大規模農業を2年間学び、1985年に地元の名張市で就農。有機農業歴30年以上のベテランです。現在は、約2.5ヘクタール(内ビニールハウス0.5ヘクタール)にて、ほうれん草、小松菜、春菊、大根、トマトなどを生産されています。
土壌分析を行い、科学的アプローチで管理する福広農園の技術の高さは非常に有名で、冊子「現代農業」(*)などでも見かけることの多い方です。昨年訪問した伊賀ベジタブルファームの代表の村山さんにとっても師匠となる方で(今回、村山さんが同行してくださいました。ありがとうございました!)、毎年多くの研修生を受け入れています。
福広農園代表の美しい野菜たち
この美しいほうれん草と小松菜をご覧ください。
もちろん農薬や化学肥料は不使用ですが、100%に近い秀品率です。
視察所感
年間の気候の変化の読み取り、動物や虫の発生時期の予測、土作りや肥培管理。徹底した理論構築と長年の経験が融合したほ場管理は卓越しています。堆肥製造も自社でされており、地元の食物残渣などを再利用し、合理的かつ持続的なサイクルを構築されていました。
トゥリーアンドノーフでは今年から、小松菜やほうれん草の栽培にも取り組む計画です。福広農園の美しくて美味しい葉物を目標とし、しっかりと実践していきます。
福広さん、お忙しい中、細かな点まで丁寧に教示くださり、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。