手法としてのマルチ
土の表面を資材で覆うこと。使用する資材を「マルチ(マルチング)資材」といいます。資材のことを「マルチ」と呼ぶこともあります。
目的としては、
- 地温の上昇促進(または抑制)
- 雑草の防除
- 病虫害の忌避
- 土壌の乾燥防止(水分量の安定)
- 土壌肥料、養分の流出阻止(肥効の安定化)
- 土壌の保護(侵食の防止)
などが挙げられます。
農業資材としてのマルチ
農業に使用するマルチ資材は、主に以下の2つに分類できます。
- 有機マルチ資材(天然)
バークやウッドチップ、植物の刈りカス、刈り取った稲藁や雑草など - 合成マルチ資材(人工)
農ビ(塩化ビニル樹脂フィルム)、農ポリ(農業用ポリエチレンフィルム)、農PO(農業用ポリオレフィン系特殊フィルム)など
これらを目的に応じて使い分けます。