千両なすの追肥と誘引
こんにちは、和多瀬です。
6月も中旬に入り、来月初旬から始まるなす(品種:千両2号)の出荷が近づいてきました。
今週から、じゃがいも(男爵、メークイン)の出荷が始まりますので、これから7月末にかけて、トゥリーアンドノーフにとって最も忙しい時期となります。
本格的なじゃがいもの出荷が始まる前に、なすの育成にとって大切な二つの作業を実施しました。
なすの畑に追肥
なすは水と肥料をたっぷり与えて育てる野菜。その都度必要な栄養素を与えて育ててやる必要があります。
これを追肥と言います。
不足しているミネラルや、土を柔らかくしてくれる堆肥を混ぜ込んだ肥料をやります(もちろん、畑の土の成分を分析し、細かく設計したものです)。
なすの畑はマルチという薄いビニールシートで覆っていますので、一時的にこれを外し、肥料を丁寧に置いていきます。
なすの整枝と誘引
ずいぶんと成長してきたので、なすが枝を伸ばしやすい環境をつくるため、ポールを設置しました。
成長したなすが最初につける花を一番花(いちばんか)と言い、この一番花が咲いた部分で枝が分岐します。この分岐点から成長していく枝のうち、最も勢いの良い4本の枝を見極めます。
この4本に麻紐を絡め、
麻紐をポールに渡したゴム紐に結んで、ポールの高さを活かして縦に伸びていくように誘導してやります。
これを誘引といいます。
4本の枝を誘引して成長させ、そこになった実=なすを収穫していくわけですが、4本の枝を使う栽培を「4本仕立て」と言います。3本なら「3本仕立て」、5本なら「5本仕立て」です。
トゥリーアンドノーフでは、元気の良い株で5本仕立てに挑戦しますが、基本はこの4本仕立てです。
誘引作業と同時に、余計な枝や葉を切り落としていきます。これを整枝と言いますが、なんでもかんでも切り落としてしまうと、なす全体の元気がなくなってしまう場合がありますので、最小限にとどめます。
これらの作業は地面に這うような低い姿勢で、なすの状態を観察しながら、傷めないように丁寧に行うため、体力と神経を使います。
なすの栽培と収穫は10月いっぱいまで続く長丁場。長い期間、たくさんの美味しいなすをつけるように健康に育てるための大切な作業です。頑張らねば!
次回は、収穫と出荷の様子をお伝えしますね!
お疲れ様です。
とても大変な作業ですね。
ネット誘引はいかがでしょうか。