2016年 じゃがいも栽培-経過報告 6〜7月

徳本です。

じゃがいもの栽培記録、前回(3〜5月)の続編となります(2016年のじゃがいもの一連の記録はこちら)。

5月初旬、じゃがいもの成長が鈍化してきたため、同月中旬、作付反当窒素量15kgという思い切った追肥を実施しました。

その後、樹や葉の成長が著しく、「これは懸念していたとおり、樹戻りしてしまったかな」と心配しましたが、一部を掘ってみると、小さかったじゃがいももある程度の成長を見せ始めていました。

6月1日「追肥と疫病防除」

追肥を実施。

  • オーガニックリキッド(魚抽出系の液肥) 1250ml 200倍
  • アグリエー酢(酢酸) 1250ml 200倍
  • にがりアジマース(にがり) 500ml 500倍

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一部に疫病が出始めていたため、酢酸(アグリエー酢)、にがりは防除効果を期待しての散布です。

6月4日「追肥と疫病防除」

再び追肥。

  • にがりアジマース(にがり) 2550ml 500倍
  • EM(乳酸菌・酵母) 255ml 500倍
  • 酢酸カルシウム 510ml 100倍

やはり、にがりは防除効果、酢酸カルシウムは樹の細胞を締め、病気になりにくい状態にする目的での散布です。酢酸は生殖成長の炭水化物供給も兼ねており、じゃがいもを太らせる目的もあります。

7月7日「除草」

フレールモアという機械を使って伸びた草を細かく破砕し、収穫の準備を整えます。

7月20日「収穫」

いよいよ収穫。

収穫前に、一株当たり、どれくらいのじゃがいものが付いているかを計量してみました。

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3つの株を計量し、平均値はおよそ900g。5月の新塊茎の小ささを考えると、よくリカバリーできたほうではないかと……。

この平均値と種いもの定植数を掛け合わせれば、今回記録を公開してきた33番ほ場のメークインの収量の概算は出ますが、正確に集計したものを次回、共有させてください。

次回、総括記事を公開します

33番ほ場、土づくりから収穫までを記事にして公開してきましたが、次回、最終的な収量と、全体のオペレーションの総括を公開したいと思います。

収量については、「2016年じゃがいもの目標」という記事で、男爵やメークインの目標を公開していますので、33番ほ場だけでなく、全体としてどういう結果だったかをお伝えできればと思っています。

さあ、BLOF理論の実践1年目、昨年に比べてどれくらい収量が増えたのでしょうか!?

乞うご期待。


徳本 修一

トゥリーアンドノーフ代表取締役。消防士、芸能マネージャー、歌手、ITベンチャー役員を経て、子どもたちがおいしく安心して食べられる野菜を作るため鳥取に帰郷しトゥリーアンドノーフを発足。コメで世界を獲ったるで!(詳しいプロフィールはこちら)

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