美味しくて健康な野菜を育てるには、畑の土を良い状態にしておく必要があります。そのためには土づくりが欠かせませんが、そのうえで必要な3つの要素「物理性」「生物性」「化学性」があります。このページでは、「化学性」について説明します。
農業では土づくりをする際、以下のような化学的な点において留意します。
- 土壌の反応(pH)……野菜の生育に適した中性、または微酸性に保たれている
- 陽イオン交換容量(CEC)……供給した肥料を保持できる
- 必須要素の供給状態……栽培している野菜の生育に必要な要素が適切に供給されている
これらが総合的に達成できている状態を「土壌の化学性が良い」と言い、逆に達成できていない状態を「土壌の化学性が悪い」と言ったりします。