北大生の農業体験
こんにちは、和多瀬です。
先日、一人の学生さんからメールをもらいました。
「『徳本修一が野菜をつくるまでの話』の最終話を読んで、農業をビジネスとして成立させたいという姿勢に強く共感したので、ぜひ見学・体験させてほしい」というアツイ内容。
メールをくれたのは、鳥取県出身で北海道大学農学部の学生、國米(コクマイ)さん。将来、祖母の畑を活用した農業ビジネスを立ち上げたいと目論む、若者です。
じゃがいもの収穫が始まる繁忙期に入る前で体制に余裕があったので、作業体験と見学に来てもらいました。
間もなく収穫期の終わる小松菜の収穫、調整と出荷作業を手伝ってもらいながら、なぜ農業をやりたいと思ったのか、どのような農業ビジネスを考えているのかなどについて話しました。
その後、使用している設備や肥料などを説明し、
各畑を回って、栽培中の野菜を見てもらいながら、なぜトゥリーアンドノーフが、「科学的な有機栽培」が反収(*)を上げる=つまり儲けるための良策となり得ると考えているかについて説明しました。
國米さん自身は、儲かる農業の一つの指標として「反収を上げる」ことについては同意していましたが、有機農法だけにこだわる必要はなく、様々な方法が考えられるのではないか? というスタンスです。
様々な考え方があって当然ですし、様々な立場や観点から意見を交換することはとても大切なことです。
だから僕たちは、自分たちと異なる考えや方法に出会うために視察や勉強会に参加しますし、視察や見学を歓迎するわけです。
来年、大学を卒業し、社会に飛び出す予定だという國米さん。失敗を恐れず、自分がやりたいことに存分に挑戦してほしいと思います。
ともに頑張りましょう!
*反収:たんしゅう。1反(たん)=10a=1000平方メートルにおける収穫量。