この冬の主役!だいこん。に、強敵現る
徳本です。
先月の上旬に、今年の冬の主戦力となるだいこんの栽培が始まってほぼ1か月。
種を捲いてから、3日~4日でかわいい芽が出てきます。
すくすく育ってくれよ〜!
と思っていたら、畑でうごめく小さな怪しい影……。
キスジノミハムシがやってきた
キスジノミハムシは、大根をはじめ、キャベツや白菜、チンゲンサイや小松菜などのアブラナ科の野菜を食べてしまうコウチュウ目ハムシ科の害虫。ちなみに学名は「Phyllotreta striolata」(読めませんが…)。
幼虫の時は土の中で生活しているので主に根っこを、成虫になると実を食べて穴を開けてしまうやっかいな虫。
が、だいこんの苗の葉にいるではありませんか!?
「わー、やられてる〜!」
隣の畑から悲鳴にも似た声が聞こえてくるので、急いで駆けつけてみると……
ダイコンサルハムシがやってきた
完全に葉を食い荒らされて立ち枯れてしまった苗にくっついている、真っ黒なてんとう虫のような虫はダイコンサルハムシ(ハムシ科ダイコンサルハムシ属、ちなみに学名は「Brassicae」)。
草の中に生息するダイコンサルハムシは飛ぶことができないので、近くの雑草から地面を歩いて畑にやってきます。除草しても、枯れ草の中に潜んでいたりするらしいので、気が抜けません。
寒冷沙や防虫ネットのトンネルで覆って完全に遮断しておかないと防除は難しく、覆ったとしてもダイコンサルハムシが中に少しでも残っていたら繁殖してしまうので、なかなかにやっかいな害虫です。
害虫の攻撃に負けず、10月下旬の出荷に向けて引きつづき頑張っていきます!