有機小松菜をたくさん作ることにしました
徳本です。
大いに刺激を受け、学びの多かった先月の関東・甲信地方への視察旅行を終え、その後、社内でたくさんの話し合いを持ちました。
その中でも(美味しくて安全な野菜をつくることは大前提として)、中長期的、また経営的な観点から、いま自分たちがどんな野菜をつくるべきか、という議題が中心となりました。
我らが主役は、有機小松菜
その結果、当面、トゥリーアンドノーフの顔となる野菜は有機小松菜に決定しました。
2016年の春に栽培した有機小松菜
1) 今年の春に試験的に栽培したものが高評価であったこと、2) 播種(種蒔き)から収穫までが比較的短期間であること、3) 種蒔きを計画的にズラすことで長期間収穫・出荷が可能であること、などがその主な理由です。
僕たちのようなまだ駆け出し(に近い)農家にとって、特に2)や3)は重要です。
例えば2)は、仮に栽培している野菜に何らかの問題が生じても、すぐに別の畑で栽培を開始してリカバリーすることができますし、3)については、短いサイクルで定期的に収入があるというのは、経営を安定させてくれる要素となるからです。
露地栽培の小松菜
さて、僕たちトゥリーアンドノーフは、野菜の栽培を路地、つまりビニールハウスや栽培工場のような屋内ではない自然の中で行なっています。
これを露地栽培といいます。
小松菜を栽培する畑の準備する様子
路地で栽培される野菜たちは、ハウスや工場のように、野菜が生育しやすいよう整えられた環境によって保護されていないので、雨や風にさらされたり、気温が上がったり下がったり、虫や病気の攻撃を受けたりします。
畑の土に肥料を加えたり、ネットで覆ったりはしますが、つまり、野生に近い状態です。
そのためか、露地栽培の野菜は同じ品種でも味が濃くて滋味深く、その土地の風土が反映され、個性的に育つと言われています。
露地栽培の野菜を食べるということは、自然という厳しい環境で生き抜くための生命力を、そのままいただいているようなものかも知れません。
僕たちが露地栽培にこだわるのは、そんな理由があります。
スーパーや産直市場に並ぶ野菜に「ハウス栽培」「露地栽培」と一つひとつ書いてあるわけではありませんが、トゥリーアンドノーフの野菜はすべて路地栽培です。
例えば、僕たちの栽培した小松菜を食べる時、その小松菜が育った気高町飯里の風景を少しでも感じてもらえたら、嬉しいですね。
収穫を間近に控えた有機小松菜たち
トゥリーアンドノーフの有機小松菜は、10月下旬から本格的な出荷を開始する予定です!
昨日倉吉で小松菜を見かけ購入しました。同じ店舗でサクランボを購入しましたが産地表示がなくパック傷みがありましたので連絡を入れました。
以前教えて戴いたビニール消毒は成功しましたが、播種時期が遅れ玉ねぎは失敗しました。
自然農にも慣れてきましたが、まだまだ草と格闘しております。