新庄村有機農業サポートセンターを視察
徳本です。
堆肥製造のプロセスを学ぶため、鳥取と岡山の県境に位置する新庄村の、有機農業サポートセンターを視察してきました。2015年10月以来の再訪問です。
農場長 鈴木一成さん
農場長 鈴木一成さんは、国立大学で生物工学を専攻。卒業後は徳島の篤農家の下で研修を受け、昨年4月、28歳の若さで有機農業サポートセンターの農場長に抜擢されました。新庄村(行政)が造った大型堆肥場の管理運営、地域生産者への有機栽培指導などを行っています。
僕たちの質問にも、分かりやすくロジカルに説明してくれる鈴木さん。
堆肥場の横には、地域から収集した膨大な量の竹チップが積まれています。
「継続的に量が確保出来る地域資源を選定し、それらをベースに堆肥製造のプロセスを作っていくことが重要です。そうでないとどこかで必ず無理が生じてきます」
14年前に新庄村が造った巨大な堆肥場。写真の様な棟が敷地内にあと3棟あります。
驚くことに、ここをほぼ一人で管理されているとのこと。
「理論や設計も重要だが、最初からその通りに上手く行くことはまずありません。五感をフルに使って、失敗も成功も自らが体感することで初めてノウハウを蓄積することが出来ます」と鈴木さん。
視察所感
昨年訪問させて頂いた時よりも、表情に落ち着きがあり、より説得力のある話を伺うことができました。
この1年間、様々な試行錯誤を繰り返して来られたんだろうなと思います。僕たちの畑から比較的近い場所に、鈴木さんのような志し高く、探求心旺盛な農業家がいることはとても心強く、ありがたいことです。
鈴木さん、ありがとうございました! 5月は鳥取でお待ちしております。