ベルグアース株式会社を視察訪問
徳本です。
四国視察訪問、続いては愛媛県宇和島市に本社を置くベルグアース株式会社(以下、ベルグアース)を視察訪問しました。
ベルグアースは、宇和島で個人農家をされていた山口一彦氏が立ち上げた、接ぎ木苗では日本一のシェアを誇る上場企業(JASDAQ)。農家出身の創業者で上場した会社は非常に珍しいと思います。現在では、全国に生産拠点を展開され、更には中国にも進出しています。
今回は西日本事業を管轄されている担当の武田さんから、事業の成り立ちや概要、今後の展望などの説明を受け、最新技術とノウハウが詰まった育苗施設の心臓部を案内してもらいました。
最新鋭の園芸施設が宇和島の山間にびっしりと並んでいます。
作業の見える化(標準化)、組織で取り組む生産体系、マネジメント、品質・工程管理、出口戦略など、路地農業ではあまり見聞しない要素・フレーズが話の中に登場し、その重要さを改めて感じ、襟を正さずにはいられませんでした。
国内は、高齢者の増加による趣味としての家庭菜園人口の増加、また大規模園芸農業との連携など、苗市場はまだまだ糊代があるとのこと。そういう背景の中で、今後はリーダーやマネジメント層をどのように育成していくのかという農業界に共通した課題で話が白熱しました。
ベルグアース武田さん、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
* 一部敬称略