JGAP指導者研修に参加してきました

徳本です。

JGAP(ジェイ・ギャップ)という言葉をご存知でしょうか?

食の安全や環境保全に取り組む農場に与えらえる認証です。

JGAPとは

JGAP=Japan Good Agricultural Practice=適正農業規範という名前のとおり、農場運営、食品安全、環境保全、労働安全、人権福祉の観点から120以上のチェック項目を自己点検し、また定期的な第三者審査を通じて、適切な農場管理の実践を目的としたものです。

元々は欧州の大手小売業者が独自に策定していた食品安全規格ですが、GLOBAL GAP(グローバル・ギャップ)として標準化され、1997年から欧州を中心に世界に普及しています(*)。

欧州が主のGLOBAL GAPが主ですが、JGAPのように、CANADA GAP、Chile GAP、newzealand GAPなど、地域ごとにアレンジされたGAP認証も存在します。

なぜ今、JGAPなのか

TREE&NORFでは、これまでGAP基準を推奨している大手業者との取引もあって、認証は取得していないものの、独自にガイドラインを作成して運用してきました。

しかし、今後はさらに生産規模も拡大していくことから、社内スタッフも指導者研修を受講し、来年以降の認証取得に向け、整備していこうと考えています。

今回地元鳥取で指導者研修が開催されるということで、まずはわたくし徳本が、2日間のプログラムに参加してきた、というわけです。

20名の地元農業者、小売り流通業者、農産物加工業者などが参加されていましたが、すぐに応募枠一杯になったとのこと。

受講してみて

食品安全と労働安全については、農繁期の現場ではおざなりになりがちな要素も多く、事前にしっかりとしたルール、仕組みづくりが必要だと改めて感じました。

いくら有機栽培で安全です! といっても、スタッフの衛生管理の意識が低かったり、ホコリまみれの作業場作業していては有名無実です。

他業種では当たり前のルールや仕組みが、農業の現場では欠落していることが往々にあります。そのあたりの見直しや整備も含め、良いキッカケにしていきたいと思っています。

※ GLOBAL GAPは世界で16万以上の農場、JGAPは国内で4000以上の農場が取得、年々増加している。


徳本 修一

トゥリーアンドノーフ代表取締役。消防士、芸能マネージャー、歌手、ITベンチャー役員を経て、子どもたちがおいしく安心して食べられる野菜を作るため鳥取に帰郷しトゥリーアンドノーフを発足。コメで世界を獲ったるで!(詳しいプロフィールはこちら)

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