さぬき有機生産組合の宮下泰弘さんの訪問

徳本です。

今週月曜日、さぬき有機生産組合(香川県坂出市)の宮下泰弘さんが、トゥリーアンドノーフを訪問くださいました。

さぬき有機生産組合の宮下さんの訪問
宮下さん(中央)と、坂本さん

宮下さんは、僕たちが栽培技術指針としているBLOF理論を活用して、もともと高かった生産性をさらに向上し、素晴らしい成果を上げている農業家です。

僕も、BLOF理論を学び始めた昨年秋にはその名を知っており、宮下さんの畑で生き生きと育つ野菜や果物をFacebookなどで見て、「一度会って、話を聞いてみたい!」と思っていました。

今年の3月、宮下さんを含む、3名の著名農業家が講師を務める勉強会が島根県で開催されると聞き、参加。その夜の懇親会では宮下さんの隣りをがっつりキープし(汗)、とにかく色んな話を聞き、質問しました。

その後はFacebookなどでも貴重なアドバイスや励ましの言葉をいただいたりと交流をさせてもらっていました。

一週間ほど前、宮下さんが「新庄村で研修会があるから参加しませんか?」と誘ってくださっていたのですが、じゃがいもの収穫と出荷で繁忙期を迎えているため、残念ながら辞退。

が、研修後に宮下さんが鳥取まで足を運び、今回、僕たちの畑に来てくださったというわけです。

さっそく、現在の畑の様子を見てもらったり、今夏実施する畑の土を改良する計画について相談しました。

さぬき有機生産組合の宮下泰弘さんの訪問

栽培中のサツマイモを見てもらいましたが、葉を手にして色味や厚み、陽にかざして葉脈を確認し、サツマイモの生育状態、健康状態などを即座に推測・判断、言葉にして伝える速度と確度は凄まじいものがあります。

観察して得た情報によって栽培中の野菜の状態を推測し、足りない肥料を野菜に適宜与えていく技術は、科学的な有機農業には欠かせないものですが、宮下さんのソレはやはり突出していると実感しました。

作業場では、今後のトゥリーアンドノーフの課題として、収穫した野菜を出荷するまでの工程管理も十分に検討していく必要があることを指摘くださいました。僕たちは大規模な農業を目指していますが、取り扱う野菜の量が多くなればなるほど、栽培から出荷までのあらゆる工程において、小さな改善が大きな差となるからです。

様々なアドバイスや指導をいただいたあと、お昼ごはんを共にして、別れました。短い時間ではありましたが、今回も大きな学びと刺激をいただきました。

宮下さん、ありがとうございました。


徳本 修一

トゥリーアンドノーフ代表取締役。消防士、芸能マネージャー、歌手、ITベンチャー役員を経て、子どもたちがおいしく安心して食べられる野菜を作るため鳥取に帰郷しトゥリーアンドノーフを発足。コメで世界を獲ったるで!(詳しいプロフィールはこちら)

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