白菜(晴黄)の出荷まであと少し
服部です。2015年もあとわずかですね。トゥリーアンドノーフも今年最後の出荷の準備に追われています。
白菜の畑
トゥリーアンドノーフでは白菜(晴黄)の出荷が迫ってきました。長い畝が続く白菜の畑は迫力があります。
小ぶりなものが多いですが、中には大きいものの姿もあります。試しにひとつ収穫してみました。
私が収穫したものは少し小ぶりでしたが、きちんと結球していて葉も詰まってきている様子。どうかこのまま順調に成長して、出荷に間に合ってくれ〜〜!
晴黄とは?
晴黄とは、白菜の種類です。病気に強く、内葉の色が濃い黄色で、葉が柔らかい品種と言われています。味はその土地の気候や作り方にもよりますが、冬の白菜は特に甘みが強く、煮物や漬物などに最適だそうです。
白菜の冬支度
先週は小雨の降る中、白菜の頭をひもで縛る作業をしました。白菜の頭を縛るのは、葉に霜や雪がつくのを防ぐためです。
白菜の成分はなんと、全体の95%が水分なんです。水分を多く含む白菜は、霜や雪が当たるとその部分が凍り、葉が枯れてしまいます。このことを「霜枯れ」といいます。この霜枯れを防ぐため、一番外側の葉で全体を包み込むように結束して、葉の中にある水分を保温してやります。また、防寒の役割の他に、葉の詰まった綺麗な形を作る効果もあります。
白菜は寒さから身を守るために、体内のでんぷんを糖に変える性質を持っています。適度な寒さは甘みを作り出し、美味しい白菜になります。
長い畝を見ると気がめいってしまいそうになるこの作業。しかし、美味しく美しい白菜を作るための大切な作業なので、ひとつひとつ丁寧に縛っていきます。
食べてみました
収穫した白菜を、試しに蒸して食べてみました。味付けも何もしていないのに、甘くて柔らかくておいしいです!!シンプルに野菜の旨味をそのまま活かした蒸し料理などで食べてほしいですね。
年明けから白菜の出荷が本格的に始まります。おいしさ満点の白菜、楽しみに待っててくださいね♪