伊賀ベジタブルファームを視察

徳本です。

9月9日、三重県は台風18号の影響で大雨警報が発令中。ワイパーをフル稼働させながら、三重県伊賀市にある伊賀ベジタブルファームを視察訪問しました。

伊賀ベジタブルファームの代表村山さんは、京都大学院エネルギー科学研究科卒で、大手メーカーでエンジニアとして従事されていた経歴を持ち、有機農業をロジカルに捉える能力が非常に優れた方です。特に植物生理とミネラルの関係性については、かなり突き詰めた部分まで理解されており、語り始めたら直ぐにホワイトボードが元素記号で埋まってしまうほど。

訪問後、自己紹介もそこそこに、さっそく有機農業の化学性についてのレクチャー。

伊賀ベジタブルファーム

続いて、外に出てほ場(畑)の説明。

伊賀ベジタブルファーム

おしまいに、伊賀ベジタブルファームの皆さんと。うちに負けず劣らず、様々な経歴を持たれた個性豊かなメンバーが集ってます!

伊賀ベジタブルファーム

作る仕組みだけではなく売る仕組みも整えたいということで、株式会社へんこという三重県内の有機農家とネットワークを作り新しい物流の構築にも尽力されています。

また、有機農業のICT(Information and Communication Technology)化についても模索されていて、例えば、生物性(微生物多様性)を視覚化する技術が発達してきているので、データとして取り込めれば、一気に産業化していくのではないかといった持論を展開されていました。

作り方、売り方、情報、産業としての農業のあり方。農業におけるあらゆる点において、変革していこうという前向きなエネルギーは非常に刺激になります。

日本の農業の技術力は世界有数のものです。それらを化学的に捉えた情報を体系化し、収益事業としての農業を展開している法人や個人が全国に散らばっています。優秀な生産者ほど、化学的見地で土壌を合理的にマネジメントし、高品質な農産物を世に送り出しています。

有機農業も微生物、化学、土壌などを論理的に捉えてを体系化し、儲かる産業としてイノベーションを起こしていく時代に入りつつあるのだと改めて感じました。

村山さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。


徳本 修一

トゥリーアンドノーフ代表取締役。消防士、芸能マネージャー、歌手、ITベンチャー役員を経て、子どもたちがおいしく安心して食べられる野菜を作るため鳥取に帰郷しトゥリーアンドノーフを発足。コメで世界を獲ったるで!(詳しいプロフィールはこちら)

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