オフセットシュレッダーによる除草作業

徳本です。

梅雨のこの時期は雑草がすごい勢いで伸びてきますよね。

トゥリーアンドノーフで管理しているほ場(畑)は100以上あり、気を抜いていると草まみれになってしまうので、勢力的に草刈りをします。

この記事では、今年導入した除草のための農機具をご紹介します。

FERRI オフセットシュレッダー ZMTE2000

まずは大型の除草機、FERRIのオフセットシュレッダー ZMTE2000から。FERRI(フェリー)は、イタリアに拠点を置く世界最大級のブームモア(除草機)のメーカーです。

アームや本体が油圧で操作でき、しかも刈り幅が2000ミリ(2メートル)と巨大なので、平地のみならず法面(のりめん)の除草もかなりスピーディに可能です。

オフセットシュレッダー自体が600kg以上と相当な重さなので、小型のトラクターでは操作できません。僕たちが使う105馬力のニューホランドT4でも、油圧操作していると本体がグラグラと大きく揺れるくらいです。

オフセットシュレッダーの刈り刃は、ハンマーナイフ型。

この強靭な刃で、太く硬く成長した雑草もガンガン粉砕していきます。


粉砕された雑草

細かく粉砕された雑草はすぐに枯れて分解しやすいですし、風で飛ばされて用水路に落ちても流れをせき止めたりしません。

一般的な草刈り機で雑草を刈っていた頃は、刈った雑草が用水路に落ちるのを防ぐために気を使っていたんですよね。実際、大量に用水路に落ちたら引き上げたり……こういう余計な作業や気を使わずに済むのも、作業者にとっては大きなポイントです。

では、実際に除草している様子をご覧いただきましょう。少し粗いですが、動画にしてみました。

100メートル以上ある畦畔(けいはん)を、こんな感じで、かなりスピーディに作業できます。

道路側に残った部分を刈って、この畦畔の除草は完了。

所要時間はおよそ10分。これまで僕たちがやっていた草刈り機での作業に比べて、数百分の一と、かなりの時間節約になります。

Kubota カルマックス GC-K502EX

少し面積が小さかったり、トラクターでは入れない部分の除草は、Kubota カルマックス GC-K502EXを使います。


画像出典:Kubota

こちらも今年導入したマシンで、平地でも法面でも除草できます。

作業しているスタッフ清水曰く、「まるで犬の散歩をしているようですよ!笑」。

高低差がある場合でも、ハンドルを最大2200ミリまで伸長させることができます。

法面での除草作業は足場が安定しないので、一般的な草刈り機での除草は危険なこともあるのですが、カルマックスは足場が安定した場所から操作できるので、作業効率が良いだけでなく、安全に作業できるという面で、作業者にとって優しいマシンであると言えます。

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除草後の畑は風通しも良くなり、見た目もスッキリしていて、気持ちがいいものです。

除草作業は景観保全に加え、病害虫の予防としても重要なもの。トゥリーアンドノーフでは、今後も効率性と安全性をより高めながら、しっかりと除草作業を実施していきます。


徳本 修一

トゥリーアンドノーフ代表取締役。消防士、芸能マネージャー、歌手、ITベンチャー役員を経て、子どもたちがおいしく安心して食べられる野菜を作るため鳥取に帰郷しトゥリーアンドノーフを発足。コメで世界を獲ったるで!(詳しいプロフィールはこちら)

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