2018年2月のふりかえり

徳本です。

2018年2月の作業記録まとめを共有したいと思います。

2月初旬から中旬にかけては、1年を通じて気温も最も寒く、雪も降りやすい時期です。無理に現場作業は行わず、基本的には身体をしっかり休める期間としています。

スタッフには慰労会や長期休暇などでリフレッシュし、来たるハードなシーズンに向けての英気を養ってもらいます。


年末のハードな作業を共に闘ってくれたスタッフを労う会

では、全く休んでいるかと言えば、全くそんなことはなく。現場作業以外にも、結構やることは多いのです。

まず、この時期には、トラクターや管理機などの機械類の点検整備、トラクターの刃交換などを自分たちで行なったり、地元の農機センターで実施します。


トラクターのグリスアップをする清水

また、今年の計画の最終確認や、3月に使用する肥料や種などの発注も行います。雪舞う寒い時期に、熱いコーヒーをすすりながら事務所で黙々と計画を詰めていく作業は、現場作業と強いコントラストがあり、それはそれで面白い作業でもあります。


今年の計画内容を確認する徳本

2月後半、少し気温が上がりはじめると、天気の良い時を見計らって新規ほ場の計測や水口の止水処理(*)、野焼きなどを行います。


野焼きの様子

このうち、新規ほ場の計測は、実際に測ってみると登記上の面積とズレていることも多く、必ず行う大切な作業です。


新しく使うほ場の計測をする清水

計測した情報をもとに、何メートルのが何本立てれらるかを計算し、把握したうえで、収穫できる小松菜の量を試算していきます(詳しくは「2018年小松菜栽培、本格始動!(施肥+畝立て+播種)」の記事をご覧ください)。

数少ない現場作業として、昨年末に収穫し終えたほ場の防虫ネットの回収を行いました。防虫ネット回収は、ある程度土が乾いていないと泥だらけになってしまうので、2月後半以降、雪がしっかり解けて晴れた日が続いてから順次回収していきます。

天気が良いと環境整備の一環で、防草シートを必要な場所に設置したり、機械や肥料置き場のレイアウトを変更・整備して、作業動線を改善し、生産性が上がるように工夫します。自分たちの働く環境が綺麗に、より良くなることは、とても気持ちがいいし、楽しい作業でもあります。


肥料置き場の下に防草シートを設置

天候相手の農業は、繁忙期に入ると、状況によっては不眠不休での作業も必要な状況もありますが、休む時は休むというメリハリが大切だと感じています。どんな仕事もそうですが、体が一番の資本ですから。

来年はこの休息・準備期間をもう少し長く取れるよう、今年はしっかり稼ぎたいですね。

水口の止水処理:田んぼの水口(みなく)は、用水路から田んぼに水を引くための、開閉可能な開口部のこと。経年劣化によって木製の栓が腐敗・破損すると、閉じていても水が田んぼに入ってくるケースがあります。田んぼから畑に転用した場合、水が流入すると困るので、各ほ場の水口の破損等の有無を確認、補修します。


徳本 修一

トゥリーアンドノーフ代表取締役。消防士、芸能マネージャー、歌手、ITベンチャー役員を経て、子どもたちがおいしく安心して食べられる野菜を作るため鳥取に帰郷しトゥリーアンドノーフを発足。コメで世界を獲ったるで!(詳しいプロフィールはこちら)

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